かがわの県産品 KAGAWA PREFECTURAL PRODUCTS

マダコ

マダコの写真

タコの中でも特に足(腕)が太い「マダコ」。備讃瀬戸で獲れるものは「立って歩く」と言われるほど、足が太く身がしまっているのが特徴です。また瀬戸内産マダコは、ワタリガニやエビなどを食べているため身がほのかに甘く、プリプリコリコリとした歯ごたえと共に楽しめます。マダコは年中獲れますが、特に夏から秋にかけてが最盛期。1回に1,000余りのタコツボを沈めるタコつぼなわ漁が備讃瀬戸海域で盛んに行われています。良質なタンパク質を持ち、タウリンが豊富なため、疲労回復に効果があるとも言われています。

旬の時期
出回り時期 最盛期(旬の時期)
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
主な産地
備讃瀬戸
  • 香川県の農村では古くから、吸盤で吸い着く力の強いマダコを「苗の根づく力や稲の枝分かれ」になぞらえて、田植えはじめの日や田植えじまいの日などに食べる風習があります。「いもタコ」「タコ飯」など、香川を代表する郷土料理はもちろん、刺身、酢の物、天ぷら、カルパッチョなど、和洋中のさまざまな料理の食材として重宝されています。香川県は全国有数のマダコの産地であるだけでなく、実は香川県は全国でも屈指のタコ購入量を誇る、無類のタコ好き県なのです。

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高松市瀬戸内漁業協同組合 西谷 明さん
団体名 香川県漁業協同組合連合会
団体所在地 高松市北浜町8-25
おすすめの食べ方 刺身、たこ焼き、酢の物、南蛮漬け等
県内小売店 県内小売店
香川は全国的にもマダコの消費量が多い地域で、酢の物やおでんの具としてなじみのある食材です。明石タコ、倉敷の下津井タコと同じ瀬戸内を漁場としていて、良質で大型のタコが水揚げされています。貝類をはじめ、ワタリガニやエビといった高級品を好んで食べるので、瀬戸内で取れるタコは、甘くて風味があると言われています。県内では、伝統的な「タコ縄漁」「タコつり漁」「底引き網漁」という、3通りの漁法で収穫しています。「タコ縄漁」とは、タコつぼを1000~2000個ほどくくりつけた網を沈めておき、翌日引上げる伝統的な方法。「タコつり漁」は、タコを1本釣りしていくやり方で、古くからある漁法ですが、今も盛んな方法です。「底引き網漁」は網で漁獲する方法で、様々な魚介類が取れますが、仕分けが大変なようです。引上げたばかりのタコは甲板を立って歩くほどの勢いがあります。たこ焼き、刺身、天ぷら、煮付けにと、どんな料理にしても弾力に富んだ歯ごたえと、旨味が楽しめるとのこと。年中とれますが、特に夏から秋にかけて漁獲高が増えるそう。瀬戸内の恵みを受けて育った、風味豊かなマダコを味わってみて。