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県産品レポート 2006年秋号
県産品レポート
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棉(わた)づくりの歴史を伝える
豊浜郷土資料館
 「ちょうさ会館」の隣に小さな資料館があります。ここ「豊浜郷土資料館」には、綿(わた)をつむいだ道具や綿づくりの歴史、なつかしの民具などが集められています。江戸時代、塩・砂糖とならんで讃岐三白の一つに数えられていたのが綿。豊浜での綿の歴史は古く、鎌倉時代に関谷兵衛国貞が、現在の関谷地区を開墾して棉(わた)の木を植えたことに始まります。
わた神社
 棉の栽培は昭和のはじめころまで続き、綿打ち職人が腕をふるっていたそうです。そのため、高須賀夕映え公園の南の浜に、関谷兵衛国貞をまつった全国でも珍しい「わた神社」もあります。また、資料館のかたわらには、実際の棉(わた)が栽培されていて、季節には白い花が咲きます。

やさしく温かい綿寝具
わたの街通りの看板
 豊浜は、綿製品四国一の生産量を誇り、製綿工場や綿製品を販売する店が幾つもあります。国道11号には「わたの街通り」という看板が立っているほどです。そこで、「豊浜綿寝具協同組合」の松村理事長を訪ねました。20年前は20数件の店舗が協同組合に加入していましたが、今では12軒にまで激減してしまったそうです。「当然、作られる布団の総枚数も減ってきていますよ。それでも、綿の布団でないと熟睡できないと、根強いファンも多くいます。綿は重いと思われていますが、好みに合わせて軽くできますよ」と語ってくれました。また100%植物性であるため、アトピー性のお子さんが綿の布団でないと眠れないという方もいらっしゃるのだそうです。それに、打ち直しが何度でもできるので、何代も使われてきた布団も持ち込まれます。
布団を縫う様子
 大きな布団を縫うのは大変だろうと伺ったところ、大きな機械の前で準備を整え、あっという間に布団の生地を縫いつけてくれました。もちろん、ふさをつけるなどの面倒な部分もありますが、ここでは大きな工場と違って、一枚一枚、ていねいに布団が作られています。作る人のハートも手ざわりも、やさしく温かい豊浜の綿寝具でした。
問い合わせ:豊浜綿寝具協同組合事務局 電話0875-52-5487

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