屋島や牟礼の町を望む高台に広がるのは「石匠の里公園」。この一画に庵治石の歴史や技を伝える「石の民俗資料館」があります。大正末期から昭和初期にかけての丁場や作業場などの風景を再現したジオラマがあり、わかりやすく庵治石の歴史を見ることができます。また、1000点を超える石工道具も収納・展示されていますので、石を学ぶには絶好の場所です。天然石取り放題の“ストーンハンティング”や石に彩色する“石deペイント”といった体験教室もあり、特定日には石の工作教室も開かれます。夏休みにもぜひお越しください。
周囲は石の彫刻作品も置かれている「石匠の里公園」。緑の芝部が広がり、眺めが素晴らしく、遊具もあるので、元気に遊ぶ子どもたちの姿をよく見かけます。資料館の裏手にある展望台は、源平の古戦場を見渡す絶景のポイント。漫画家の植田まさしさんが描いた那須与一も待っています。
「石匠の里公園」の北には、牟礼のランドマークといえる「五剣山(ごけんざん)」がそびえています。その昔は、名前のように5つの峰がとがっていたのですが、うち一つは1707年(宝永4年)の大地震で崩壊してしまい、現在は4つの峰が並んでいます。この峰のふもとに四国霊場第85番札所「八栗寺」があります。この寺に向かう表参道は、車が入れませんので、広い駐車場に車を入れて、徒歩またはケーブルカーで八栗寺に向かうことになります。歩きのお遍路さん以外は、大半が利用するケーブルカーは、毎時間15分ごとに運行され、山上駅までは、季節の花々や緑に包まれてわずか4分。屋島や市街の遠望も楽しめます。途中で2台のケーブルカーがすれ違うのも楽しく、車体も車内もどこか懐かしく、子ども時代のときめきがよみがえってくるようです。料金表をよく見ると、下りの料金が登りより安くなっています。