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県産品レポート 2007年冬号
県産品レポート
長尾寺のごちそう
長尾寺の門前、大わらじが下げられた仁王門前には、鎌倉時代に建てられたという「経憧(きょうどう)」があります。見逃しがちですが、国の重要文化財に指定された貴重なものです。境内に入れば、見上げるばかりの楠の大樹があり、冬なお緑の木陰を広げます。
![]() また、長尾寺では3月〜6月上旬、9月〜12月上旬ころまでの期間の何日かは「長尾寺本坊膳所」が開かれ、予約をすれば寺の庭を愛でながら食事を楽しむことができます。「菜懐石(さいかいせき)」と名付けられた季節の野菜を中心にしたお料理で、食後には抹茶の楽しみもあります。 問い合わせ:長尾寺 電話 0879-52-5251/しずか食堂 0879−52−2210
静御前伝説
![]() 食堂の「しずか」という名前は、静御前に由来します。源義経の寵愛を受けた静御前は、各地にその足跡が残されていますが、ここ讃岐路にもさまざまな史跡があります。まず、長尾寺の境内には、静御前の「剃髪塚」があり、ここで静とその母である磯の禅師が出家したと伝えられています。ここで、静御前は髪を下ろし、宥心尼という尼さんになりました。近くで庵を結び母と共に暮らし、その位牌が残されているそうです。
また長尾寺から、西へ歩けば「鼓渕」があります。昭和初期のころまでは清水がわいていた地で、長尾寺で得度した静御前が、義経から贈られた形見の鼓を投げ入れたと伝えられています。その鼓とは、中国伝来の紫檀の胴、金銀の象眼に三毛狐の皮を張り、音色の優れた名器で、平家の家宝でした。屋島合戦の折りに、波間に漂っている鼓を伊勢の三郎が拾い上げ、義経に差し出したものと言われています。 磯の禅師は、現在の東かがわ市にある小磯の浜の生まれといわれています。その墓はことでん長尾駅から徒歩7分ほどの長尾街道沿いにあり、長尾寺からの帰りに倒れた磯の禅師をまつったと伝えられています。また、隣りの三木町には静御前の墓もあります。 |