ヒノヒカリ
日本で栽培されているお米の品種は約250種。その中から、香川の気候や風土に最も適した「奨励品種」として選ばれている品種のひとつが「ヒノヒカリ」です。「ヒノヒカリ」は、宮崎県総合農業試験場(農林水産省指定試験地)で「コシヒカリ」と「黄金晴」の交配によって誕生しました。現在では九州を中心に西日本で広く栽培されています。飴色で光沢のある玄米は「コシヒカリ」と比べて小粒ですが厚みがあり、甘みと旨みがたっぷり詰まっていて、とても食べやすいお米です。香川県の作付け面積は約7000haで、生産量は約3万5000t。これは県内で栽培されているお米の品種としては最も多いもので、約6割が県外に出荷されます。
旬の時期 | 9月~ |
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主な産地 | まんのう町、善通寺市、三豊市 |
西日本で広く生産されており産地間競争の激しい「ヒノヒカリ」ですが、寒暖の差が小さく平地の多い香川県の風土は、栽培の適地だったようです。水の供給源のほとんどがため池で、裏作に麦を栽培する農家が多かった事も幸いました。また、「ヒノヒカリ」は「奨励品種」として、消費者のニーズに即し、安全・安心でおいしい米が安定した品質で出荷できるよう、品質改善や栽培技術指導、安全検査にも力を入れています。