キジハタ(アコウ)
香川県海域で唯一獲れるハタの仲間で、姿形が美しく、味も美味。香川県では体色が赤いことから「アコウ」と呼ばれる、県内で獲れる魚の中でも最も高級な魚です。岩礁域に生息していて、エビやカニなどを好んで食べ、大きくなると全長50cmほどになるのですが、夏季にしか成長しない魚のため、店頭にならぶまでには時間がかかります。また、大きなサイズのものは一般の魚屋さんに並ぶことはほとんどなく、「高級料理店へ直行」と言われていましたが、放流により漁獲も増え、最近ではスーパーなどの店頭でも見かけるようになってきました。
旬の時期 | 5月~8月 |
---|---|
主な産地 | 備讃瀬戸 |
アコウの旬はと言われれば多く漁獲される夏ですが、どの時期も味が落ちない魚です。刺身や煮付けなどにして食べれば、しっとりとした臭みのない上品な風味と、淡白の中にも深みがある味わいが口いっぱいに広がります。アコウは、頭や中骨まで、うしお汁などの汁物にして味わうことができます。余すことなく楽しめるのも、高級魚ならではの特徴です。
キジハタ(アコウ)に関連する県産品一覧
-
-
コウイカ(ハリイカ)
-
舟のような形をした甲を持ち、甲の先にケンがあります。頭に見えるところがイカの胴の部分ですが、この先を
-
-
-
カミナリイカ(モンゴウイカ)
-
5月~7月頃に瀬戸内海に入り込み、産卵し成長するイカです。胴の長さが30cmと長く、見た目にも大型なのが分
-