ナマコ
最近では中華料理の高級食材として取引されることも多い「ナマコ」は、ウニやヒトデと同じ棘皮動物の仲間です。県内でとれるのは「マナマコ」で、体色により「赤ナマコ」、「青ナマコ」、「黒ナマコ」と区別されています。春に産卵し、4月1日から10月1日の間は県漁業調整規制により漁獲が禁じられているため、主に冬場だけ食卓にならぶ期間限定の食材です。
旬の時期 | 11月~3月 |
---|---|
主な産地 | 備讃瀬戸 |
古くは、腸を塩漬けにした「コノワタ」という塩辛が幕府へ献上されていたほど、特に小豆島、東讃地方はナマコの全国的な名産地として知られていました。現在、家庭料理では酢の物にするのが一般的。磯の香りとコリコリとした歯触りが楽しめます。また、ぶつ切りにしたナマコに熱いダシ汁を注いだ吸い物「ふくらいり」や、さっと湯通ししたナマコに砂糖と塩を混ぜたきな粉をまぶして食べる「ぼた餅(きなこ和え)」という、めずらしい郷土料理もあります。
ナマコに関連する県産品一覧
-
-
コウイカ(ハリイカ)
-
舟のような形をした甲を持ち、甲の先にケンがあります。頭に見えるところがイカの胴の部分ですが、この先を
-
-
-
カミナリイカ(モンゴウイカ)
-
5月~7月頃に瀬戸内海に入り込み、産卵し成長するイカです。胴の長さが30cmと長く、見た目にも大型なのが分
-