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レポート|完熟スモモ

2020年07月03日

さぬき市造田(ぞうた)の「飯田桃園」ではスモモの収穫が始まっています。香川県内各地で栽培されているスモモは、ちょうど今が収穫時期。収量は多くはありませんが、香川県は栽培の適地とされています。

収穫時期の早い大石早生(おおいしわせ)というスモモの収穫真っ盛り。

県下最大のスモモの栽培面積を誇る「飯田桃園」では、6月に収穫が始まり、9月下旬まで作業が続きます。桃やスモモの旬は1つの品種で2週間程度と短いため、熟期の異なる品種を栽培し、時期をずらして収穫します。

収穫されたばかりのスモモ(大石早生)

ポトリ、コロコロ‥、

少し手が触れただけでも樹から落ちるスモモがあります。飯田さんが加工用(の)に使うスモモをぎりぎりまで完熟させているから。あと1、2日遅いと、熟して全部落ちてしまうという。

「少しでも傷が入ると、傷みが広がって加工に使うことはできないんです。加工用といっても、すべて一級品。青果出荷できる段階でB品と呼ばれるものは樹上での完熟に耐えられないので、一級品を樹上に残し、さらに完熟できたものが晴れて収穫できるのです。収穫量が減っても、樹上完熟で得られる、この特級果実のおいしさは格別なものがあります」(園主、飯田将博さん)

熟度によって異なるスモモの色。

左は青果出荷にベストな熟度。一般的に青果出荷用は流通途中に痛まず日持ちのするものが求められるため、それに耐えられる熟度で収穫します。真ん中と右が飯田桃園でこの時収穫されていたスモモの色。右は完璧に熟した状態。この色味まで熟すると最高に香り立つ加工品となるそうです。

「完熟のスモモからあふれ出る美味しさをぜひとも味わってもらいたいです。」

 

7月5日(日)のさぬきマルシェ。「飯田桃園」のスモモアイスとジュース、「高月堂221」ではこの日限定のスモモ餡のパンダどら焼きとして完熟スモモが登場します。

スモモの皮ごと入った白あん。冷やしていただくとさらにスモモの香りが口の中に広がります。(スモモ餡のパンダどら焼き 260円+税)

どうぞお楽しみに!

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