オリーブの苗木が香川県小豆島に植えられてから100年余り。
この100年は、オリーブが食や化粧品として
暮らしに身近なものになるまでの苦節の100年とも言えます。
生産者がなんとか栽培を続けようと努力を重ね、築き上げた基盤があってこそ、
昨今のブームの波をとらえた品質と独創の高めあいが可能になっています。
切磋琢磨している様子を少し見てみましょう。



現在日本では、エキストラバージンオリーブオイルの品質を示す基準がないため、平成26年に、香川県は独自に品質表示制度を設けました。衛生面や製造設備の規定を満たす県内の事業者が対象。酸度などを測る化学検査に加え、官能評価を行います。2つのマークがあり、「国際オリーブ理事会(IOC)」が定めるエキストラバージンオリーブオイルの基準に沿うものを「スタンダード」。さらに高品質なものが「プレミアム」です。


