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かがわの県産品一覧 さぬきの気候風土をゆりかごに"文化・歴史・伝統"を十分に活かした、香川を代表する県産品

和三盆

旬の時期
主な産地 東かがわ

和三盆の歴史

和三盆は江戸時代、8代将軍徳川吉宗が糖業を奨励する中から生まれました。享保の改革における特産物創生と財源確保を目的として、高松藩第5代藩主の松平頼恭が製糖を平賀源内に命じ、そののち向山周慶によって完成された産品です。完成までの道のりは決して簡単なものではありませんでした。当時砂糖は、沖縄と奄美大島でしかつくられていなかったため、良質な種きびが入手できませんでした。そんな状況を救ったのが、奄美大島からお遍路にきていた関良助。病で行き倒れたところを向山周慶に助けられ、その恩に報いるため、国外不出であった種きびを譲ったことから始まりました。しかし、その後も苦労は続き、気候や地形の関係で良質な黒砂糖には仕上がりませんでした。そこで考案されたのが、糖蜜を抜く方法です。このように苦労を重ね、和三盆の原型が出来上がりました。くせのない、結晶のやわらかい、あたたかい甘みの、それまでの砂糖にはなかった独特のうまみをもつ和三盆糖は、こうして誕生しました。

和三盆の歴史和三盆ができるまで

和三盆は砂糖きびづくりから始まります。讃岐和三盆に向いている砂糖きびは、香川県の引田を中心としたごく限られたエリアだけで作られています。そこで収穫された砂糖きびをもとに、白下糖がつくられます。白下糖づくりは、和三盆づくりのなかでも大変重要な位置をしめ、職人は白下糖をつくりあげる約1か月間は作業場にこもりきりになり、ほとんど人に会うこともありません。こうして白下糖が完成すると、今度は職人が、砂糖の結晶を研いで丸くして、それを押し船に入れて圧搾、糖蜜を抜いていきます。研ぎはかつては3日でしたが、今ではより繊細な味を引き出すため、5日間かけて行われます。「和三盆」という名前は、盆の上で3日間研ぐことからつけられた名称です。200年にわたる伝統の味は、この製法でしかつくることができません。今なお変わらぬこの手作業は、伝統の味をいつまでも作り続けるために欠かせないものなのです。このように長時間をかけて仕上げられた和三盆糖は、さまざまな木型によって季節の模様に形作られていきます。

お茶うけから広がる和三盆

季節の模様にかたどられた和三盆糖は、抹茶のお菓子として昔から親しまれてきました。しかし、和三盆の魅力はそれだけにとどまりません。煎茶やコーヒー、紅茶とも大変よく合います。香川県の格式の高いお店では、コーヒーに和三盆を入れるところもあります。また、和三盆はブランデーなどのお酒や、料理、お菓子づくりにも使えます。最近では、ケーキに和三盆を使用することも珍しくはなくなりました。和三盆ロールは、香川の新しい名物として定着しつつあります。砂糖きびの自然な甘さを大切にしてつくられている和三盆は、様々なものと相性がよく、素材の持ち味を十分に引き出してくれます。

資料・写真提供:三谷製糖

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