キュウセン(ベラ)
瀬戸内海で「ベラ」と言えば「キュウセン」のこと。夏の磯を代表する小魚です。関東ではあまり流通しない魚で、住み場や餌などで美味しさが変わるといわれていますが、環境に恵まれた瀬戸内海では味が上質なため、高値で取引きされる高級魚です。そのため、ベラ専門で狙う「延なわ」や「さし網」といった漁業や、ベラを求めて釣りをする遊漁もあるほどです。
旬の時期 | 5月~10月 |
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主な産地 | 備讃瀬戸 |
ベラは赤い体色がメス(赤ベラ)、青い体色がオス(青ベラ)と、色で性別の見分けがつきます。特に旬の夏に獲れた大型の青ベラを塩焼きにしたものは、絶品と言われています。小さめのものは素焼きにしてから煮たり、二杯酢や南蛮漬けにしたりします。皮目に風味があり、身はふっくら。高級魚と言われるだけあって、上品な味わいが口いっぱいに広がります。
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コウイカ(ハリイカ)
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舟のような形をした甲を持ち、甲の先にケンがあります。頭に見えるところがイカの胴の部分ですが、この先を
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カミナリイカ(モンゴウイカ)
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5月~7月頃に瀬戸内海に入り込み、産卵し成長するイカです。胴の長さが30cmと長く、見た目にも大型なのが分
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