
四角スイカ

夏の風物詩の一つ、香川県善通寺市の観賞専用のスイカ「善通寺産四角スイカ(以下「四角スイカ」)」。東京や大阪の高級果物店のディスプレイやお中元としても親しまれ、見る人に涼を届けています。その一方で、きれいな四角い形と縞模様のスイカに仕上げるために、生産者はさまざまな工夫を行っています。
- 旬の時期
- 出回り時期 最盛期(旬の時期)
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- 主な産地
- 善通寺市
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「四角スイカ」の誕生について
「四角スイカ」は、香川県善通寺市で1970年頃に誕生しました。善通寺市では以前よりスイカ栽培が盛んでしたが、生産量が減少していたことから、何か変わったことをして注目を集めようと考えたことがきっかけです。通常は丸いスイカを四角くしようというアイデアが生まれました。
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食用から観賞用へ方向転換
「四角スイカ」の品種は、食用に栽培していた丸いスイカと同じ「縞王(しまおう)」です。当初、「四角スイカ」も食用として売り出す予定でしたが、未成熟のときに枠に入れて完熟前に収穫するため、甘くなく食用には不向きであることが分かりました。そんなときに大阪の市場の方から、食用よりも観賞用で売り出してはとのアドバイスがあり、観賞用に方向転換しました。
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「四角スイカ」の栽培方法
栽培は、3月下旬に苗を畑に定植するところから始まります。定植後は脇芽を摘んで、最終的には4本のツルだけを残します。
5月のゴールデンウイーク頃に花が咲くと、一つ一つ手作業で雄花を雌花に押し当てて受粉をさせます。1本のつるには3~4個の実がなりますが、左右対称で縦長の、よい形になりそうな実だけを残して、ほかは間引きします。 -

直径18cmほどになると、四角い枠に収めます。実のツルが枠の中央にくるように位置を整えて固定することがポイントです。風や雨によって実が枠の中で動くと傷や変形の原因になるため、枠に収めてからも気が抜けません。
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実が成長する力は枠を押し上げてしまうほど強いため、きれいな四角い形になるように枠の構造にも改良を重てきました。スイカが日焼けしないように新聞を被せたり、毎日形をチェックしたりと、収穫まで細やかに管理をします。
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縞模様が美しい「四角スイカ」
隅まできれいに四角い形で、ツルが真ん中にあり、縞模様が垂直に揃っていることが高品質な「四角スイカ」の条件です。収穫後は1週間以上保管して、傷みや病気が出ないかをチェックしてから出荷します。枠に入れたスイカのうち、出荷できるのは7~8割ほど。美しい縞模様をまとった「四角スイカ」には生産者の高い技術と努力がつまっています。
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高級果物店でディスプレイに使用
善通寺市全体では毎年400~500個の「四角スイカ」が出荷され、全国の高級果物店や百貨店にディスプレイされ、訪れる人々の目を楽しませています。また、夏の風物詩として、個人の方が購入して床の間(とこのま)に飾ったり、贈り物にしたりすることもあります。
近年ではカナダ、シンガポール、ロシア、クウェートなど海外への輸出実績もあり、モスクワでは過去には8万円以上の値が付いたこともあるのだとか。善通寺発の「四角スイカ」には世界からも熱い視線が集まっています。






























































