香川県は、品質にこだわって栽培された県産レモンを「さぬき讃レモン」に認定し、全国にアピールしています。


「秋の味覚」と言われるように、秋は農産物や海産物などが豊富でおいしい季節。「実りの秋」に食べたい、香川県産のごじまんのフルーツ・魚・野菜・をご紹介しましょう。

旬の時期:12-5月年間の日照時間が長く温暖な香川県は、日本でも数少ないレモン栽培に適した地域。三豊市仁尾町の丘陵地では40年以上前からレモンを栽培しています。化学肥料や農薬の使用量を抑えた高品質レモンは安心、安全な国産レモンとして人気です。
香川県は、品質にこだわって栽培された県産レモンを「さぬき讃レモン」に認定し、全国にアピールしています。


旬の時期:9-10月太秋柿は、富有柿とIIiG-16という2つの品種をかけ合わせて1995年に誕生した品種。香川県では主に綾川町や高松市で栽培されています。大きさは一般的な柿の1.5倍ほどで1玉300~400g。まだ青みがかっているうちに収穫すると、爽やかな甘さと、りんごのようなサクサクとした食感が楽しめます。

旬の時期:10-11月香川県生まれのキウイ「さぬきゴールド」は、一玉200g前後と大ぶりで、黄金色の果肉が特徴。濃厚な甘さに豊富な果汁、まろやかな食感はこれまでのキウイフルーツの概念をくつがえすほど。糖度が高い最上級品は「黄様(おうさま)」というブランド名で出荷されます。スプーンですくって贅沢に味わうのがおすすめ。

旬の時期:11-1月温暖で日照時間が長い香川県では、明治時代にみかん栽培が始まりました。香川県のうんしゅうみかんは、小ぶりで皮が薄くなめらか。4月~8月にはハウス栽培のみかん、10月~翌年4月までは極早生・早生・普通・貯蔵みかんが出荷され、一年を通じて楽しめます。実はハウスでのみかん栽培は香川県が全国初。果汁を入れた「みかんもち」やお寿司に入れるなど、郷土の食文化にも溶け込んでいます。

旬の時期:7-11月一般的にはイボダイと呼ばれるシズは、タイではなくマナガツオの仲間。丸みを帯びた平たい体と、銀白色に光る姿が特徴です。瀬戸内海では夏から秋が旬で、成長すると体長20~25cmになりますが、瀬戸内海では15cm前後の小ぶりのものが漁獲されます。
淡泊な白身は柔らかく、ほんのりとした甘みがあり、塩焼きや煮付け、唐揚げなどの家庭料理でも親しまれています。


旬の時期:9-1月オリーブハマチは、オリーブの葉の粉末を混ぜたえさを一定期間与えた養殖ハマチです。オリーブの葉に豊富に含まれる抗酸化作用の強いポリフェノールの効果により、身が酸化・変色しにくくなります。また、ほどよく脂がのりながらも、さっぱりとした後味が特徴。
通常の養殖ハマチに比べてコラーゲンの量が多く、適度な歯ごたえがあります。刺し身やカルパッチョなどの生食がおすすめです。


旬の時期:10-11月オリーブマダイは、オリーブの葉の粉末を混ぜたえさを一定期間与えた養殖マダイです。体長は40cm前後に成長し、10~11月に出荷されます。コラーゲンを多く含んだ身は、引き締まりつつ脂がのり、甘みのある上品な味わい。
刺し身や焼き魚のほか、香川県では、丸ごと煮付けた鯛をそうめんと一緒に大皿に盛り付けた「鯛そうめん」という郷土料理も親しまれています。


旬の時期:9-11月アオリイカは胴体が30~40cmになる大型のイカで、丸みを帯びた肉厚の身と透明感のある白さが特徴。瀬戸内海には春から夏にかけて産卵のために入ります。秋に獲れるその年に生まれた小ぶりのアオリイカは「新イカ」と呼ばれ、柔らかな食感が魅力。身は甘みが強く、噛むほどにうま味が広がります。刺し身や焼き物がおすすめです。

旬の時期:11-3月香川県で獲れるのは「マナマコ」で体色により、赤ナマコ、青ナマコ、黒ナマコに分けられます。春に産卵し、4月1日~10月1日は漁が禁じられているため、秋から冬の季節限定の味。古くは小豆島や香川県東部でナマコの腸の塩辛「このわた」を幕府に献上していました。
家庭では酢の物が定番で、コリコリとした食感と磯の香りが楽しめます。


旬の時期:7-9月鮮やかな緑色と柔らかさが魅力のモロヘイヤは、独特の粘りと高い栄養価で「野菜の王様」と称されます。収穫最盛期は7月〜9月頃で、暑さに強く露地栽培でも安定して育ちます。味はクセが少なくさっぱりしており、お浸しや和え物、ネバネバ丼、冷奴のトッピングなど、暑い日にもさらりといただけます。

旬の時期:11-12月香川県オリジナル品種「おいでまい」は、県農業試験場が温暖な気候にも強い品種として開発し、2014年に登録されました。粒が大きくつややかで、粘りと弾力のバランスがよく、冷めてもおいしさが続くのが特徴です。
食味ランキングでは四国初となる「特A」を通算6回獲得。香川県を代表する米として定着しています。おにぎりや丼物、寿司、チャーハンなど幅広い料理に合います。


旬の時期:11-4月「ひゃっか・まんば」は高菜の一種で、濃緑から紫色がかった大きな葉が特徴。11~4月が旬で、霜に当たるほど柔らかく甘みが増します。香川県東部では「まんば」、西部では「ひゃっか」と呼ばれ、株の外側から葉を摘んでも次々と芽吹く様子が「万葉=まんば」「百花=ひゃっか」の由来と言われています。
栄養豊富でビタミンCも豊か。油揚げや豆腐とともに煮炒めた「まんばのけんちゃん(ひゃっかの雪花)」は香川の家庭の味です。


旬の時期:10-5月香川県の主に観音寺市で栽培される「ロメインレタス」は、白菜のように縦長で30㎝前後に成長する大ぶりな葉が特徴。外葉は濃い緑色、中葉は淡い緑で、シャキシャキとした食感が魅力です。収穫は10月下旬から5月頃まで行われ、寒い時期ほど甘みが増します。
加熱しても食感が損なわれないので、サラダはもちろん、炒め物や鍋などさまざまな料理に使えます。
