かがわの県産品 KAGAWA PREFECTURAL PRODUCTS

讃岐もち麦ダイシモチ

讃岐もち麦ダイシモチの写真

弘法大師・空海のご誕生地である善通寺市で生まれた「讃岐もち麦ダイシモチ」。白米に混ぜて炊くと、もちもち、プチプチの食感が際立っておいしく食べられます。
食物繊維の一種「β-グルカン」が豊富で、「食後血糖値の上昇をおだやかにする」「おなかの調子を整える」健康効果も注目されています。ダイシモチ品種として全国初の「機能性表示食品」の承認を受けました。

旬の時期
出回り時期 最盛期(旬の時期)
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
主な産地
善通寺
  • 香川県産品の特徴

    【品種について】
    ダイシモチは「はだか麦 六条 もち性」の大麦です。大麦には「はだか麦」と「皮麦」がありますが、皮が子実に密着して剥がれにくい皮麦に対して、はだか麦は脱穀すると皮が剥がれやすいという特徴があります。また、大麦には結実する実の数が2列に並ぶ「二条大麦」と6列に並ぶ「六条大麦」があり、ダイシモチは六条大麦になります。さらに、お米に「うるち米」と「もち米」があるように、大麦にも「うるち性」と「もち性」があり、ダイシモチはもち性に当てはまります。粘性が強く、熱を加えると、もちもちとした弾力性が生まれます。
    アントシアニンの色素によって収穫前の穂の色は紫色になります。紫色の麦が風になびく風景は善通寺市の風物詩になっています。

  • 【栄養について】
    ダイシモチの食物繊維量は白米の30倍以上で、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維をバランスよく含んでいます。なかでも水溶性食物繊維の主な栄養素である「β-グルカン」が100gあたり5,400mgも含まれており、健康効果が期待されます。

    ○β-グルカンの健康効果
    ・腸での脂肪吸収を抑制する作用で内蔵脂肪が減少
    ・血液中の総コレステロールと悪玉(LDL)を低減
    ・食後の急激な血糖値上昇を抑制
    ・善玉菌を増やす
    ・腸内環境を整えて便秘を解消

    2018年に「食後血糖値の上昇をおだやかにする」「おなかの調子を整える」の2項目で、ダイシモチ品種として全国初の「機能性表示食品」の承認を受けました。

  • ブランド開発

    【品種改良】
    香川県善通寺市は冬が比較的温暖で雨が少なく、水はけのよい土壌に恵まれていることから大麦の栽培に適しています。また、瀬戸内地域では昔から、もち米の代用として従来品種の紫粒のもち麦が栽培されていました。しかし、従来品種は茎が長くて倒伏しやすいことが課題でした。そこで近畿中国四国農業研究センター(現:国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構)が品種改良に取り組み、1997年(平成9年)に短稈(たんかん:茎が短いこと)で倒伏に強く、もち性の強い大麦が誕生しました。これがダイシモチです。
    ダイシモチの名前は、開発した当研究センターが善通寺市にあったことから、この地にご誕生した弘法大師・空海(こうぼうだいし・くうかい)にちなんで名付けられました。
    善通寺市で生産されたダイシモチは「讃岐もち麦ダイシモチ」(商標登録)のブランド名で販売されています。

  • 【生産について】
    「讃岐もち麦ダイシモチ」は、公益財団法人 善通寺市農地管理公社が種子の管理を行っており、善通寺市では4団体4個人(2023年)のみに栽培が許可されています。生産者はダイシモチ生産部会を立ち上げて、栽培方法の確立や品質管理に取り組んでいます。
    事業当初は栽培面積は数haほどでしたが、2022年の栽培面積は28ha、生産量117トンまでに成長しました。近年は消費者の健康志向が高まり、ダイシモチが健康食品として注目されたことも消費拡大を後押ししています。

  • 【精麦について】
    麦はそのままでは硬く、白米と一緒に炊いても食べられません。収穫後はお米と同じように、食べられるように精麦(せいばく)をします。通常は蒸気をかけて柔らかくし、ローラーで押しつぶした押麦加工をすることが多いですが、この加工方法では麦くささが残ってしまうという難点がありました。また、もち性のダイシモチは蒸気をかけると粘りが出てしまい、うまく精麦できないという問題もありました。
    そこで、白米と一緒に炊いてもおいしく食べられる精麦方法を、高い精麦技術を有する株式会社高畑精麦(善通寺市)が研究。試行錯誤を重ねた結果、1割5分ほど削って蒸気をかけずに蒸煮にする、丸麦加工に成功しました。これにより白米にダイシモチを混ぜて、いつもと同じように炊くだけで、おいしく食べられるようになりました。

  • 【加工品の紹介】
    善通寺市の地域商社「株式会社まんでがん」が讃岐もち麦ダイシモチを使った様々な商品開発を行っています。ゆで麦、カレー、コロッケ、わらび餅、うどん、焼酎、パンケーキミックスなど、子どもから大人まで食べてもらえるようにバラエティに富んだ商品を作っています。善通寺市内では、讃岐もち麦ダイシモチを惣菜や菓子、パンなどに使っているお店が多く、まちを挙げて、讃岐もち麦ダイシモチをアピールしています。

  • おいしい食べ方

    讃岐もち麦ダイシモチは、白米に混ぜて炊くだけで、もちもち、プチプチ食感の「もち麦入りごはん」ができます。
    ・白米1合(150g)に対して、大さじ2杯(30g)のもち麦が目安です。
     ※もち麦の量はお好みで増減してください
    ・白米ともち麦を一緒に洗米します。
    ・もち麦を足した分量と同量の水を足して炊いてください。
    ・2時間程度じっくり水に浸してから炊くと、もっちりと炊き上がります。

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動画「第78回 讃岐もち麦ダイシモチ」を見る

善通寺市 福田光男さん
団体名 ダイシモチ生産部会
団体所在地 香川県善通寺市文京町
おすすめの食べ方 カレーライス、たまごかけごはん
県内小売店 県内スーパー、善通寺市特産品販売所「おしゃべり広場」など
2014年から讃岐もち麦ダイシモチを栽培しています。
はだか麦「イチバンボシ」の種もみ生産者の厳しい栽培管理のもとで修業し、農業に携わる姿勢を学びました。現在は12haの畑で栽培しています(2023年)。ダイシモチの栽培で一番大事にしていることは、畑の水はけをよくすること。一枚一枚の畑の周囲には水を出すための溝を掘っています。畑の角は機械が入らないため手作業で行います。大変な作業ですが、ダイシモチの評判が落ちないように栽培方法を守って、品質管理を心がけています。これからも多くの方に食べてもらい、善通寺市といえば「讃岐もち麦ダイシモチ」と言われるように、盛り上げていきたいです。